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熊本のキタミソウはスェーデン由来、関東のは利根川関連・・・

 去る4月11日(日)「星川の自然とキタミソウの自然を守る会」の総会が開催されました。
 その総会に、熊本大学の澤進一郎教授が参加され、星川のキタミソウを採取されて帰られました。

 その日帰省されていた京都大学の深町加津枝先生と私の3人で、サンプリングを行いました。
 
 その結果調査結果についてのメールを、深町先生経由で頂きました。

 それによると、

「先日は、深町先生をはじめ、栗原さんなどと楽しいサンプリングをさせていただきました。
本当にありがとうございました。」

「今回は、埼玉の行田のサンプルに加え、熊本の新産地沼山津のものなども加えて、あらためて、ITSシーケンスを行いました。
その結果、熊本の2産地のものはスウェーデンのものと完全一致し、関東のモノは、埼玉・群馬・茨城・千葉、全て100%一致という結果でした。
少なくとも遺伝的には、関東と熊本は別物で、特に熊本のキタミソウがどうやってスウェーデンから日本にやってきたか、謎が深まります。」「今回の結果について、皆と共有していただければと思います。関東のキタミソウは、すべて、利根川関連の場所に生えていますし、やはり、利根川によって関東一円に広がったのかもしれません。」

というものでした。
 先生方の研究結果など、さらに興味が増してきます。
 参考に写真を掲載しておきます。
DSCF2052.JPG
行田市星川のキタミソウ

DSCF2822.JPG
星川改修後の、のり面崩落によりキタミソウの株が流失


 
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