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馬見塚橋が日本近代土木遺産Cランクに選定される

 埼玉県・行田県土整備事務所により、一級河川星川の整備が進められています。
 この星川は、キタミソウの自生地として、キタミソウの保護と、又、それを育んできた自然環境と景観を保全しながら、河川改修工事が行われています。

 行田市下池守と馬見塚を結ぶ橋が馬見塚橋です。
 この馬見塚橋の架け替えが、河川整備に合わせて計画されましたが、地元やキタミソウの保全に取り組む関係団体や学識者等から、星川の原風景を生かすということなら、「近代文化遺産としても価値ある馬見塚橋を現状のまま保存す」べきとの要望書が、昨年9月埼玉県(行田県土整備事務所)に提出されました。

 これに伴い、2014年9月19日「星川環境保全検討委員会」を発足させました。
 その場における資料説明において、馬見塚橋が日本近代土木遺産Cランクに、2006年3月選定されたと紹介されました。
 その位置づけ等については、不明でした。

 後日、調べたところ、評価情報として「全体が波型をしたユニークな高欄、束柱側面の縞模様と高欄端部の渦巻き模様(表現主義を強く感じさせる)」との記載があるのを、日本の近代土木遺産の埼玉県のランク一覧表から見つけ出しました。

 ランクの位置づけは、「Aは国指定文化財クラス、Bは県指定文化財クラス、Cは市区町村指定文化財、あるいは、国の有形登録文化財クラスを意味」とのことです。(現存する重要な土木構造物2800選)

 下に、その評価に該当すると思われる模様を含む写真を掲載しました。

馬見塚橋.JPG
馬見塚橋全景(左岸下流から上流を望む)

I馬見塚橋の渦巻き模様MG_3014.JPG
縞模様と渦巻き模様

馬見塚橋DSCF0429.JPG

馬見塚橋昭和10年3月竣功DSCF0419.JPG
竣工年月日

2トン制限.JPG
2トンの重量制限規制


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